人生の分かれ道

今日,友達がfacebookに参加していることを知った.就職してシンガポールで元気に働いているらしい.
大学に入学したとき,「あー,これで私は人生を選択してしまったんだ.今まで共に机を並べ同じ内容を勉強してきた友達も,それぞれ違った方向へ歩んでゆく.もう引き返せない.ただひたすらまっすぐ前を見て歩むしかない」と実感したのを覚えている.それは,高校のときから予想はしていたが,ここまで身を以て実感したのは入学後である.人生甘く考えていたのかもしれない.
そして大学卒業後,友達はさらに遠い所へ行ってしまった.結婚して母親になった友達,就職して海外で暮らしている友達,まだまだ学生を続けている友達,いろいろいる.
でも大事なのは,どの道を選択して進んできてしまったにせよ,それで他の道が閉ざされたわけではない.全ての道はつながっている.全ての道は「自分の目的地」に続く.例えそれがアスファルトの舗装された道でなく,茨の道であっても.ということではないだろうか.