福島原発事故

スーパーで桃が1個98円で売られていた。見ると、福島県産。
放射能をあびた商品が体にいいわけがない。これは風評被害ではない。おおかた、今回の事故による被害の責任を国が認めてしまえば、莫大な支出になる。(それも税金だけど)かといって「責任を認めない」とも言い切れないので、文字通り”都合のよい”データだけ出してきて「この通り、放射能測定したけど農産物に被害はありませんよ。畜産の被害も大したことない。ただちに人体に影響はないから大丈夫。」とふれこんでいる、といったところだろう。”ただちに”影響はないと言っているだけで、将来的にないと言っているわけではないのだ。ここに今回の事故のもう一つの恐ろしい盲点がある。
放射能はある程度浴びた方が体にも良いから、事故のあった原発周辺でも平気だ。」とか訳のわからないことを主張している医者もいるが、私は信用しない。思わずともそう言わざるを得ない立場に追い込まれている人達もいるだろうから。
日本では「お上の言うことは全て正しい」という意識が根強く残っているが、今回の事故ではっきり目が覚めたと思う。国は信用できない。何が起ころうと日本という国は日本人を守ってはくれない。